推して欲しけりゃ、沼に落とせ
◆ はじめに
皆さん、「推し」っていますか?
好きなアーティストだったり、アイドルだったり、本だったり、ゲームだったり…。 何かしらあるんじゃないかなぁと思います。
(僕は L’Arc~en~Ciel とか、伊織もえとか、スプラトゥーンとかが推しです)
その「推し」を他の人に知ってほしい、「推し」になってほしい…そういう感情になったことはないでしょうか? 先日、仕事においてそういう感覚を得たので、文章に残しておこうと思いました。
◆ 仕事における「推し」
仕事においての「推し」とは何か。それは他の人にもやってもらいたい、自分が良いと思っているテクニックとか、習慣を指しています。
しかし、経験上ではあるんですが、こういう類のものは他の人に広げるのが難しいことが多いです。 しかも、チームリーダーとかマネージャーとかの立場だと、チーム改善の施策とかを効率よくメンバーの人にやっていってもらう必要があったり、 いちメンバーだったとしても、抱えているコミュニケーション課題を解決するために必要だったりと、意外と多いんすよね。
そこで思い出したのがこのツイート。
https://twitter.com/metorokou/status/1379721200528580612?s=20&t=F71WNptHuWk0JzWy68AwTg
そうか。これを参考に、じわじわと相手を攻めれば良いんだ(悪い顔
◆ 見やすいコードを書くってのを例に
では、見やすいコードを相手に気持ちよく書いてもらうにはどうしたら良いのか、を考えてみた。 まずは相手の興味を引くことが重要ということで、相手の好きなこと(=肯定感が上がるもの)を刺激してみると良いと思った。
- コードレビュー時に、レビュアーの人が工夫したであろう点や、苦労した点を見つけ、その部分を称賛する
- 称賛部分をフックに、「こういう書き方をするとスマート」とか「その工夫をこっちでも活かすと皆んな喜ぶ」とか少しずつ情報を相手に浸透させていく
- 嫌な反応されたらそれ以上はいかない。機会を待ち、また 1 へ
その人の興味関心の深掘りと、コードへの洞察力と、見やすいコードを書くための引き出しが必要にはなるが、 沼に落としたいんだろ。頑張れ、自分。
いってしまえば、その人を成長させるため、その人が嫌にならないように教えるスキルになる。 学びの速度は学ぶ人の興味に依存するってのが通常だが、教える人のテクニックでちょっとは改善できるかもね。 そんな気持ちにはなった。
◆ おわりに
最近こういうことばかり考えてしまう。暇なのかもしれない。 ちょっとネタ的にお花畑想像をしているだけなので、話半分くらいでお願いします。 でもこれで沼に落ちる人がいたら報告します。逆にいたら連絡ください。