「超」入門 失敗の本質
◆ はじめに
皆様、本、読んでますか?
私は最近あまり読めていません。なんか腰が重いんですよね。
ただ積み本はある。たとえばこれ。
読みたい。が、結構昔の本なので、文体とか表現とかが難しい。
なんかいい方法ないかなーと思っていたら良いものを見つけた。これ。
せっかくなので、各章まとめた。荒業。いくぞー。
◆各章まとめ
概要
『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(しっぱいのほんしつ にほんぐんのそしきろんてきけんきゅう)とは、社会科学面での旧日本軍の戦史研究。6名の研究者(戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎)による共著である。
(Wikipediaより抜粋)
目次
- 第一章「戦略性」
- 第二章「思考法」
- 第三章「イノベーション」
- 第四章「型の伝承」
- 第五章「組織運営」
- 第六章「リーダーシップ」
- 第七章「日本人的メンタリティ」
第一章「戦略性」
- 戦略=「目標達成につながる勝利」をいかに選ぶか
- 勝利につながる「指標」を正しく捉えるのが重要
第二章「思考法」
- 日本人は「練磨」の文化
- 達人といえどゲームのルールが変わるような革新には敗れる
第三章「イノベーション」
- イノベーション=「既存指標」ではなく、「新指標」で戦うこと
- 既存指標の発見→既存指標の無効化→新指標で戦う
- 古い「指標」で戦い続けることはさらなる敗北を意味する
第四章「型の伝承」
- 成功体験のみの伝承に何ら意味はない
- 成功の本質を捉えて伝承する必要がある
第五章「組織運営」
- 現場の体験を組織にフィードバック→目標達成の精度と速度を高める仕組みが重要
- 人事評価はちゃんとする
- 能力のない人を要職に放置すれば、競合を有利にするだけ
第六章「リーダーシップ」
- 愚かなリーダーは「自分が認識できる限界」を組織の限界にする
- 間違った勝利の条件を強要するリーダーは組織に混乱をもたらす
- 厳しい問題に直面したら、緊張感、使命感、危機感を維持できる「不均衡を生み出す」組織が生き残る
第七章「日本人的メンタリティ」
- 「空気」は正しくないものを正論にする可能性があるので注意
- 過ちに早く気づいて方向転換できるか (サンクコスト/今更蒸し返すな/誤った人事評価/幻想の共有)
- リスクは隠すな、管理しろ
◆ おわりに
超入門本ということもあり、さっくり読めた。読書に腰が重い人は是非試してみてもらいたいジャンル。 あと、肝心な本の感想としては「人は変わらない。歴史は繰り返しておるぞ…」。難しいけど、「本質」をとらえられる人になりたいね。